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沖縄で残波岬と真栄田岬の青の洞窟へのクルージングの楽しみ方について書いています。

TEL. 080-3255-8482

〒901-2223 沖縄県宜野湾市大山6-2-11

沖縄でクルージングOKINAWA CRUISING

沖縄で残波岬と真栄田岬の青の洞窟にクルージング

沖縄で船を所有しているとか、購入予定とか、レンタルできるなどで、クルージングを楽しみたい人に向けたお話となります。

残波岬(ざんぱみさき)は、万座毛(まんざもう)に比べると知名度では劣りますが、高さ30mから40mにも及ぶ隆起サンゴ礁の絶壁が2kmに渡って続く景勝地として有名な場所です。

また、西に位置していて標高が高いため、沖縄本島で夕日が最後に沈む場所として知られるスポットになっています。

残波岬は県内でも有数な景勝地ですが、シンボル的なのが残波岬灯台です。

また、近くに真栄田岬があり、そこには青の洞窟があります。

青の洞窟は、洞窟内に入り込む光で海が青く輝いて見えることから、ダイビングやシュノーケリングで行く観光スポットになっています。

ここでは、宜野湾港マリーナから残波岬を右回りでまわって真栄田岬や青の洞窟近くに行くルートでのクルージングを紹介させていただきます。

残波岬周辺でクルージングする場合に気を付けなくてはいけないのが、岬の西側には浅瀬が広がっており岩礁などが見えるところもありますが分かりにくいところもあるので、不用意に近づかない方が良いという点です。

具体的には、ホテル日航アリビラから残波岬灯台までの岬の西側には、ホテル日航アリビラ付近で600m、グランドメルキュール沖縄残波岬リゾート(旧ロイヤルホテル沖縄残波岬)付近で1.2kmほどが浅瀬なので、安全のために岸から1.5km以上のところを航行した方が良いと思います。

また、岬の西側から右回りで北側に抜けると、急に北風の影響が強くなります。北風の強い冬などでこの周辺をクルージングする場合には、海況が急に変わるのでご注意ください。西側と北側では海況が全く異なることがあると認識し、ここで一度海況を判断してから先に進むか戻るかを考えた方が良い場所だと思ってください。

岬の北側に出ると高さ30mから40mにも及ぶ隆起サンゴ礁の絶壁が見えてきます。

残波岬灯台から500mくらいが北側に面しており、そこから1.5kmが東側に面しています。(つまり灯台付近から見える絶壁は500mで、残りの1.5kmは灯台付近からは見えません)

この絶壁の周辺には浅場がないのである程度岸に近づくことが出来ますが、北風が強い時のは絶壁に向かってどんどん船が流されていきますので船の位置をしっかりと把握して、慎重に近づく必要があります。

岬を回り込むと残りの1.5kmの絶壁も見えてきますが、さほど興味がなければ残波岬灯台付近から真栄田岬を目指しましょう。

真栄田岬には灯台などはありませんが、残波岬灯台付近からコンパス90度で進んでいくと、頂上付近が平らになっている小高い丘のような山のような特徴ある形をした真栄田岬が見えてきます。

この付近は青の洞窟のダイビングやシュノーケリングのツアーをしているショップの和船が沢山航行しています。

真栄田岬を回り込んでいるのは、真栄田漁港(まえだぎょこう)から行き来している船です。

真栄田岬を回り込まずに東のザ・ムーンビーチ ミュージアムリゾート(旧ホテルムーンビーチ)の方向を航行しているのは、前兼久漁港(まえがねくぎょこう)から行き来している船です。

夏シーズンだと、どちらのルートも沢山の和船が行き来しており、さらに沢山のお客さんを乗せて時間との勝負のように先を急いでいるので、クルージングで航行する際には十分に気を付けましょう。

もし、アンカリングして青の洞窟に行こうと考えている人のために、もう少し情報を書いておきます。

青の洞窟の周辺は、ショップの船が場所の取り合いをしていて、沢山のブイが浮いています。

このように青の洞窟の近くはショップの船に占領されているので、それらのブイよりも手前にアンカリングするしかありません。

数百mくらい泳いでいく覚悟が必要です。

ツアーの和船は、だいたい1時間30分から2時間くらいの間隔で青の洞窟と港を往復していて、たまたま青の洞窟周辺が空いているからといって近くにアンカリングするとショップの和船が戻ってきた際にトラブルになるかもしれないので、気を付けましょう。

もしシュノーケリングをするのであれば、ブイよりも手前にアンカリングをして、必ずウエットスーツかシュノーケリングに適したライフジャケットを着用し、出来れば浮き輪などに旗を立てるなどして自分の場所が見えやすいようにしてアプローチしてください。

また、たまたま青の洞窟の周辺が空いていて、見渡してもまだショップの和船が見えないからと近づいてみたくなるかもしれませんが、その際も青の洞窟の周辺は、ビーチエントリーのダイバーやシュノーケラー、ショップの和船から行き来しているダイバーやシュノーケラーが、海中にも海面にも沢山いますので、プロペラなどに巻き込まないように注意しなくてはいけません。

青の洞窟周辺の事情に詳しくない場合には、安全のために出来れば近づかない方が良いと思います。

残波岬と真栄田岬へのクルージングについて書かせていただきましたが、古来より残波岬は、沖縄南部と北部の海運や、諸外国との海運のルートであり、神に祈る心境にさせるほどの航海の難所としての記録が残っているエリアです。

ですので、航行する際には海況の変化や浅瀬などに十分に注意しながらクルージングを楽しんでください。





【残波岬灯台の豆知識】
第二次世界大戦の終戦後、この岬は米軍の実弾演習場として使用されており、立ち入り禁止区域になっていましたが、アメリカから沖縄が返還(1972年,昭和47年)された2年後の1974年(昭和49年)にこの灯台は完成しました。灯台周辺は公園として整備されており、現在では沖縄の観光名所の一つとして有名になりました。
県内で一番高い灯台である残波岬灯台は、地上から頂部まで約31mあり、真っ白の外観が沖縄の青空に映え、全国に16カ所しかない参観灯台(上れる灯台)の一つです。灯台上からは東シナ海が望め、天気が良ければ、粟国島(あぐにじま)、渡名喜島(となきじま)、久米島(くめじま)などを望むこともできます。
が、しかし、階段を自力で上らなくてはいけないのと、階段を上りきると灯台の上部を一回り出来るようになっているものの、手すりしかないので高所恐怖症の人には酷な場所です、、、。





Googleマップ【残波岬灯台】




Googleマップ【青の洞窟】




ホテル日航アリビラ付近から残波岬灯台付近に向けてクルージングしている写真
岬の西側の、ホテル日航アリビラからグランドメルキュール沖縄残波岬リゾート(旧ロイヤルホテル沖縄残波岬)くらいまでの間が浅瀬になっており、残波岬灯台の西側にも岩礁があるので、ホテル日航アリビラから残波岬灯台までの間は、岸から1.5km以上離れて航行する方が良いです。


クルージング中に残波岬灯台を西側から見た写真
残波岬灯台の西側は、このくらい離れたところを航行して岬を回り込みましょう。


残波岬の絶壁を北側から見た写真
残波岬灯台の北側から絶壁を見た風景です。(右側の岬の先の方に灯台が写っています)
見えている部分で500mくらいで、左の端からは奥の方に絶壁が1.5kmくらい続いています。


真栄田岬に向けてクルージングしている写真
残波岬灯台付近からコンパス90度で進んでいくと、頂上付近が平らになっている小高い丘のような山のような特徴ある形をした真栄田岬が見えてきます。


真栄田岬の北側から見たときの、周辺ショップの船のルートを示した写真
真栄田岬の北側(岬の先端の延長線上)から真栄田岬をみた風景です。
真栄田岬の左側に見える青の洞窟と、真栄田漁港や前兼久漁港とを和船が沢山往復して航行しています。


真栄田岬の青の洞窟の周辺の写真
青の洞窟の周辺の風景です。
左側に洞窟が見え、その周辺には沢山のシュノーケラーがいて、さらに海中にはダイバーがいます。
また、これよりも近づくとショップの和船が係留するためのブイが沢山あります。
この写真を撮ったときは、ショップの和船が港に戻っているときなので船が少ないですが、ピークにはビジター船も含めて20くらいの船が集まって係留しています。



残波岬の絶壁をクルージング中に見た写真
帰りは、残波岬の絶壁が見やすいので、近くをクルージングし、そのあとの残波岬灯台から先(西側)は浅瀬なので、残波岬灯台を大回りして、そのあとは岸に近づかずに1.5km以上離れたところを航行して戻りましょう。


残波岬は、南からも北からも行けるのですが、今回は宜野湾港マリーナを出航して南からのルートで紹介させて頂きました。

クルージングの際の参考にしていただければ幸いです。







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